福岡三越 ポール PAUL
訪問:2019/1/15
¥226
安定のポール。
形も独特。ひと折りが太い。のに段々がない。中間のエーグルもこんな巻き方。
一口。外側が固い。カリッというかガリッというかそんな食感。
安定の甘み。味が濃い。旨み。うまい。おいしいというよりはうまい。何かが凝縮してる感ある。
ポールといえばちょっとした思い出がある。
初めての一人旅は札幌だった。
その時が初めてのポールだった。クロワッサン、そしてシューアラクレーム。
ホテルに着いて味わうシューアラクレーム。一人旅をまるで祝福するかのようなクリームの優しい甘さ。
未だあのシューアラクレームを越えるものには出会えていない。
というか自分が行ったポールにそもそもシューアラクレーム置いてないのがデフォだったりする。せめて出会わせてくれ。
それはそうとクロワッサン。
クロワッサン、味の濃さランキングがあれば間違いなく常にトップ3には入るだろう。
願わくば、この濃さがクロワッサン界の標準であってほしい。
そしてまた、多くの店が出すクロワッサンの最近の風潮から察するに、「味の濃さ」、その有り難さを大切に出していこうとしているように感じる。
そして佇まい。
ポールはいつだって唯一無二の佇まいのクロワッサンを出してくる。美学なのだろう。
自分はポールのクロワッサンをイケメンだとも美人だとも思わない。しかしその佇まいにはなにか惹きつける引力のようなものを感じざるを得ない。
そして食べれば味も濃く独特なため、つい立ち寄っては注文してしまう。罪作りだ。